こんにちは!暑くなってきたかと思えば、今日は肌寒い日でしたね☔
最近は、生徒たちも天候の影響か不安定になりがちで、心配です💦
ただ待つことしかできない自分に歯がゆさを感じる日もあります。
先日懐かしくなって見た、ドラマ『過保護のカホコ』でおばあちゃんが言っていたセリフが印象的でした。
「愛することよりも、信じることの方が難しいのよ。」
自分と子供は別の人間で、私たちには想像もできないような未来を歩む可能性があるということ。それを信じることは、愛することよりも難しい…
本当にその通りだと思います。
見守ることしかできないけれど、この子は自分が思うほど弱くない。そう信じて待っていれば、きっといつか良い方向に進んでいくのだと思います😌
ただし、信じて待つ前に、自分にできることをすべてやり切ることが大切です。
学校に行けない苦しみを抱える子供たちにとって、問題解決をしないまま「信じて待つ」だけではいけませんよね。
・何に困っているのか、解決できそうか考える。
・生活習慣を見直す。
・「家族の時間」ではなく、お父さんと二人きりや、お母さんと二人きりの時間を取る。
・休むのであれば、ゲームやスマホの時間を制限して、役割を与える。(お手伝い以外でも何かがんばれそうなことで大丈夫です◎)
・なるべく家族以外の人と関わる時間を持つ。
などなど、少しでも前向きになれるような選択肢を是非一緒に考えてみてください。
その上でお子様が何を選び、どのように過ごしていくのか、それによって進路がどうなるのかは、たとえ一進一退になっても信じて待っていければと思います。
この半年間、生徒たちと関わって痛感するのが、「早期対応の重要性」です。
「学校に行かせなくてもいい」という判断は大変難しいものです。
それでも積み重なったストレスは、突然「行けない」状況を引き起こします。そうなってしまうと、子供たちの心は疲れ切っていて、通級指導教室やフリースクールといった支援サービスへの移行も難しくなってしまうことがほとんどです。
子供たちは親や学校の期待に応えようと、限界を超えるまで頑張って疲れ果ててしまうのです。
「学校に行かないこと」を「不登校」と呼びますので、ヤングケアラーや、病気で入院している子も含まれますし、実態は十人十色です。
「学校に行かないこと」よりも、「学校に行かないこと」から起こる二次被害(生活習慣の乱れによる免疫力、体力の低下、精神疾患、自己肯定感の低下、家族関係の悪化、自傷、他傷)の方が大きな問題で、深刻です。
私たちが目指しているのは「学校に通いやすいペースを見つける手助けをすること」です。
フリースクールや通級指導教室は「完全に行けなくなってから利用する場所」ではなく「学校に通いやすくするための補助的な場所」だと考えています。
このページを読んでいるご家族の方にひとつだけお願いがあります。たとえお子様が元気そうに見えても、何らかのサインや不安を感じ取られているのであれば、一度ご相談にいらしてください。
その判断ができるのは、学校の先生でも本人でもなく、お母様、お父様です。お子様の将来への不安なお気持ちは痛いほどわかります。でも、今お子様からのサインを感じているのであれば、ぜひそれに耳を傾けてあげてください。
子供は言語化できないことがほとんどです。
もし「いってきます」と「ただいま」が暗い表情なら、是非ひと言「学校に行きづらい子が過ごす場所があるみたいだけど行ってみる?」と声をかけてみてください。
返事はどうであれ、そのひと言でお子様はきっと自分は大切にされているんだ。と感じるはずです。
早期にフリースクールに移行することは、ダラダラ休みや、逃げ癖がつくことへの現実的な解決策です。
フリースクールを利用すると決めた後は、お子様のペースに合わせるのではなく、何曜日に利用するのか、学校にはどれくらい行くのかを明確に決めることをお勧めしています。
わからないことや迷っていることもお気軽にご相談ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました✨