木漏れ日の中で

~元・不登校先生と子供たちの歩み~

第一回親カフェの気づきと学び

June 7, 2025

こんにちは!

第一回親カフェが終了したので、今日の学びを残したいと思います。

今日は3名のお父様、お母様が参加して頂いて、予定が合わなかったものの、興味を持ってくださる方は多く、是非今後も色んな方に参加して頂けるとありがたいです☺

😊

親カフェのきっかけはあるお母様の言葉、「お茶でも飲みながら、ただゆっくり話ができる場があったらいいな」と話してくださいました。

私は不登校の子供達の気持ちはとってもよくわかりますが、親御さんの苦しみを経験している訳ではないので、確かに、親同士で話せる場があるととっても素敵だなと思いました。

今日は

・引きこもりの我が子への葛藤

・ネガティブな感情にどう折り合いをつけるか

・夫婦での役割分担

・子供とどう向き合ってきたか

・子供が何を考えて、何を期待しているのか

・兄弟間の差にどう対応すべきか

など、本当にたくさんのお話をして私にとっても学びや気づきの多い会でした。

たくさんのご家族のお話、相談を伺っていますが、先生対保護者だと、「ああしましょう、こうしましょう」とどうしても結論を出そうとしていまったり、親の気持ちより子供の気持ちや、子供のことに話がなりがちです。

今日は親御さん同士で、「わかる!!」と歓喜されたり、涙ぐんだり、慰めあったり、私が先生の立場で話を聞く場合とは全く違った雰囲気で、何だか前向きな元気をもらえて、あっという間の楽しい時間でした。

私も不登校の子供達と向き合う中で、本当に葛藤や試行錯誤の日々、今日は主催者なのに、私の肩の荷がおりたようで、すごく気持ちが軽くなりました。

誰かを助けたいと思って始めたことに自分が救われる、子供達にも、親御さんにも、逆に助けられているんだな、と感謝の気持ちが胸いっぱいになりました。

親御さん達の言葉で、「子供が不登校になって苦しいけど、だからこそ出会えた価値観や、見えた景色がある」という言葉が印象的でした。

皆さんが苦しく、長いトンネルの中で、親として、人として、成長している実感を得られている、

それは皆さんが一生懸命、自分や我が子と向き合っているからこその言葉だと思います。

子供が学校に行けなくなると、自分の過去、嫌な面、夫婦の問題、仕事の問題の他にこれまで自分が人生で得てきた価値観をすべてひっくり返さないといけないような気持ちになります。

「学校には行くものだ」という考えを「この子のペースでいいや」と思えるようになるまでには本当に多くの葛藤と、長い時間を要します。

困難を乗り越えた経験は人生の宝です。どれだけ不安に苛まれても、この困難を乗り越えようとたくさんもがいて、試行錯誤しておられる姿にとても勇気をもらえました。

今日は他にも、

・渡せなくてもいいから、我が子に手紙を書いてみる。(自分の内省や我が子への愛の再確認になる)

・自分のありのままをさらけだす。(子供は親が完璧だと思ってるけど、一人の人間なんだ、とわかってもらう)

・子供に頼る(褒めるのではなく、頼ることで、家族の中での自分の存在意義が感じられる)

・子供と過ごす時間が増えた!と捉えて、とにかく一緒に過ごしてみる。(何が面白いのかわからなくてもYouTubeや漫画、子供の好きなことを同じ目線で知ろうとする)

・とにかく本音でぶつかってみる

・自分の「当たり前」をとにかく手放してみる

・家族の時間軸で過ごしてみる(生活リズムや食習慣に対する心配を一旦置いておいて、子供の過ごしたい時間軸を一緒に過ごしてみる。*夜に映画館に行ったり、散歩に行ったりなど楽しみを見つけるのも◎)

・とにかく信じる

・今しか向き合えないから、逃げない

・諦めることと、受け入れることの違い

などたくさんの経験をもとにしたお話を伺えました。

子供にすべて合わせて、自分を押し殺すのではなく、自分の考え、価値観と向き合っていくうちに、だんだんと何が大切で、何が不要な考えか、わかってくるものなのですよね。

私も自分の親がどう向き合ってくれたのか、これから子供達とどう向き合っていくのか、内省する時間になりました。

今日は貴重なお時間をありがとうございました!

毎月第一土曜日に開催予定ですので、ご興味ある方は是非ご参加ください♪